日本物産の麻雀ゲー

一般ゲームブランドは「Nichibutsu」(ニチブツ)。
アダルトゲームブランドは「SPHINX」(スフィンクス)。
通称「ニチブツ」として良く知られており、ロゴ及びブランド名として用いられていました。
ジュークボックスのレンタル業を経て1975年にアーケードゲーム市場に参入。
1978年、『ブロックくずし』のコピーゲームである『テーブルアタッカー』でデビュー。
1983年には業界初の脱衣要素がある麻雀ゲームの『ジャンゴウナイト』を開発し、脱衣麻雀というジャンルを確立させました。
80〜90年代の脱衣麻雀といえばたいてい日物であり、数はもちろん、作品の傾向も実写風、アニメ調、LD、DVD使用と多岐に渡る。
なかでもアニメ調のものは、元ネタから何度もお叱りをもらう程、そっくりな画風のものも存在していたのです。

どこかで見た事のあるキャラクター、無許可で使用したと言われる実在するメーカーの看板がゲーム内に登場する等やりたい放題だったのです。

1980年代中盤からは、脱衣麻雀やエレメカ(メダルゲーム)に力を入れる一方で、『テラクレスタ』や『コスモポリス ギャリバン』など、FM音源チップを採用した作品を数多くリリース。
金属質で耳に突き刺さるようなパワフルなサウンドは「ニチブツサウンド」と呼ばれ、ゲーマーの間で語り継がれているほどです。
1992年には日本アミューズメントマシン工業協会を脱会。
それ以降、脱衣麻雀に比重を移すようになって、1989年リリースの『戦え!ビッグファイター』を最後に、脱衣麻雀を含むアダルト作品以外のアーケードゲームをリリースしていません。
家庭用でもアーケード同様、麻雀を題材としたタイトルも数多くリリースしていて、PCエンジンには、脱衣要素を取り入れた作品を投入。
1995年に発売した実名のAV女優が登場する『セクシーアイドル麻雀・野球拳の詩』は、公式ライセンスのゲームソフトとしては家庭用ゲーム機初の18歳以上推奨ソフトに。
とはいえ、ゲーム独特のクセのある雰囲気とイメージやシステムのパクリでは終わらないオリジナリティは評価が高く、未だにファンは多いです。
現在、同社のゲームタイトルはハムスター (ゲーム会社)が権利を受け継いでいます。

スーパーリアル麻雀シリーズ

言わずと知れた脱衣麻雀の金字塔。イカサマは存在しない。
数ある脱衣麻雀の中でも最も有名であろうと思われ、客数もトップクラスのキングオブ脱衣麻雀。
特徴は有名アニメーターによるフルアニメーションの脱衣シーン。
1〜VSの8作品が制作されP[も開発中だったがJAMMAの自主規制によりアーケード業界で脱衣麻雀が展開する事が不可能になり中止になっている。
今は亡きゲーメストで特集されたり、エンターブレインから公式エロ本ファンブックが出たのも今は良き思い出。
ちなみにゲーメストのスーパーリアル麻雀のカラー記事を破られ窃盗されたという事件が起こってる。
なお脱衣が始まるのはスーパーリアル麻雀2からで1は普通の麻雀ゲーム。『スーパーリアル』というタイトルは2までにあったリアルな対局の再現から取られたもの。
ちなみにいち早く声優ブームに目を付けておりCV当ててる声優が有名どころばかりだったりする。

 

初期の2〜3は特に難易度が高く2のショウ子と3の未来は鬼畜レベルに強い。
4〜7でも後半になるとやはりかなり強いがまだ戦えなくもない。
一方で序盤に出てくる子はあまり強くなく、その素肌を多くのプレイヤーに晒す女神役となっている。
筆者がプレイした感じでは、強さは「未来(3)>ショウ子(2)>香織(4)=晶(5)>クリス(6)>他」といった感じ。
最も負ける時には即負けるゲームなのでプレイヤーによって強く感じる相手はまちまちかもしれない。
50円入れた瞬間、最初の相手に天和喰らってボタン押す間もなくゲームオーバーも割とある。

 

必勝法と言うほどでも無いがシリーズ通してタンヤオよりもチャンタのほうが上がりやすく、両面待ちよりも嵌張待ちや辺張待ちのほうが上がりやすい。
また満貫以上を上がるとCPUの難易度が上がるので3飜以下で削っていくほうが長生きしやすい。
ただし上記でも言ってるように何をしようと負ける時は理不尽に負ける。
負けても挫けない心の強さを持って対峙する事が大切。

ファイナルロマンスシリーズ

知る人ぞ知る『ビデオシステム』によって製作された脱衣麻雀シリーズで、90年代の頃にスーパーリアル麻雀シリーズと同じくゲームセンターで稼働していました。
無印に相当する1ではタイトルに含まれる『アイドル』の文字通り実写風のグラフィックで描かれた当時のアイドルのそっくりさん脱衣していたのですが、続編の2からは大人の事情でアニメ風のグラフィックに変更されています。

 

厳密にはそっくりさんの元ネタとなった実在するアイドル達の肖像権等の法律の厳格化が主な理由。

 

 

ゲーム中でのルール

プレイヤーがアガると対戦相手となるキャラクターの脱衣シーンが見れ、三回アガって裸パンツ姿にすれば勝利なのですが、高い役をアガって相手の点を0以下(ハコテン)にするとその時点で勝利となり、一気に裸パンツになるまで脱衣シーンが見れます。
逆にこちらの点が0以下(ハコテン)になって負けてもコンティニューして同じキャラから再開できるのですが、服は全て着ている状態からのスタートに。

 

 

ゲーム中ではプレイヤーの助けとなる効果を持ったアイテムを使用する事ができるため、本シリーズはいわゆる『イカサマ麻雀』に分類されます。
そのアイテムは対局前にショップで購入し、その資金は対局でアガった点数に比例して獲得していく仕組み。

 

 

シリーズ一覧

対戦アイドル麻雀ファイナルロマンス2

シリーズ2作目でこの作品からタイトルに『対戦』が加わり格ゲーのように対人戦ができるように。
前作の実写風からアニメ風にグラフィックが一新されたことでファンも増えたようで、特にメイン画像にも使われている布川ミクは最も人気があるようです。

 

対戦アイドル麻雀ファイナルロマンスR

シリーズ3作目なのだがタイトルが『ファイナルロマンス3』ではなく『ファイナルロマンスR』になっているという不思議な事になっており、アイドル要素に至っては最早存在しないという謎の仕様。

 

対戦アイドル麻雀ファイナルロマンス4

シリーズ4作目にして最終作。
本作でキャラクターデザインを務めるのはあかつきごもく氏となっていて、作風も大幅に変わっています。

 

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