きゃんきゃんバニーエクストラDX

90年代序盤の作品で、モテない男子大生が天女の力を借り、女の子を次々に口説き落としていくナンパ系のアダルトアドベンチャー。
『きゃんきゃんバニー』シリーズの5作目。
ゲームシステムはコマンド選択と選択肢、セックスシーンでのアイコンによる女体の探索など、多種類のコマンドを組み合わせたADV。
移動先に自由があるタイプで、街中にある予備校・商店街・デパート・住宅地・図書館・病院などを巡り、見かけた女の子をお茶に誘いだせれば、一本道の個別ルートが始まります。

 

 

会話の中で相手の心を掴む選択肢を見抜き、クイズやコマンドバトルなどのミニゲーム要素を突破できれば、主人公が押し倒す形でHシーンとなります。
しかし、そこからもゲーム要素があるのが特徴で、嫌がる部位をしつこく攻めてゲームオーバーになったり、ガードが固くて足止めを食ったりするので、相手の心を解きほぐすパーツを慎重に探っていく必要があります。

もっとも、ゲームオーバーになっても即座に時間が巻き戻るので、全体的に難易度は低いです。

攻略順は多少前後できるのですが、展開はおおむね一本道。
セックス済みの女の子は恋人になる訳ではなく、友人化して出番がなくなるものの、物語のラストで選択する事で個別のエンディングを迎えられるようになっていました。

 

 

ヒロイン全員とのセックス、個別END、個別エピローグなど当時のエロゲ(非抜きゲ)としては完全な超良作。
ビジュアルのレベルは高く、ボリューム感もある当時の一流作品。

同級生2

「血のつながらない妹」ゲームとしてのパイオニア的ゲーム。
エロゲー好きなら、タイトル名だけでも知っていることでしょう。
「絵」はドラゴンナイトの「竹井正樹」氏。
エルフの代表作です。
当時としては「H」を除いたゲームとして観ても、けっこうゲーム性のあるものといえました。
DOSで発売された頃は、勿論「音声ボイス」などというものがあるはずもなく、しょぼい音源でFD10数枚組みという厄介なものでしたけど、PC−FXの移植作において、「音質」の向上、「ボイス」の追加というリメイクが喜ばれました。

 

 

ゲームシステムは、町のマップを移動していき、移動先にいた女性と会話が繰り広げられ、関係が進展したり悪化したりしていくというシステムですが、「攻略本」なしでは難易度もそこそこです。
Hシーンまでの道のりが尋常ならざるほどに遠く、オナニー目当てでゲームをやるには、けっこう無理があるかも。
同級生」というだけあって、攻略キャラクターは同級生が大半。
一部、後家さん、後輩、社会人、血のつながらない実質母、なども存在していますが、最も人気があったのは「血のつながらない妹」キャラの『鳴沢 唯』でした。

 

非道徳的、「女性の敵」的要素もありましたが、その他のゲーム内容は「ヌキゲ」としてはいまいちであるものの、「ゲーム」としては上出来といえます。
ですが、後にWINDOWS版の発売となった時は立派な抜きゲーになりました。
オカズとしてなら、PC版がオススメ。

Piaキャロットへようこそ!!

90年代中頃の作品で、ファミリーレストランを舞台にした恋愛シミュレーションゲーム。
Piaキャロットへようこそ!!』シリーズの一作目。

 

 

ゲームシステムは、簡素な育成SLG要素と、スケジュール管理型のADVの組合せ。
7月25日から8月28日までの間、休日や研修旅行を挟みつつ、午前中は自由に使い、午後から夜まではファミレスで業務に励んでいきます。
ヒロインを攻略するには、それぞれの性格に合わせ、特定のパラメータを伸ばしておく必要があるため、作中でのヒントを頼りに、期日までに理想の状態に仕上げていく必要があります。
期日までにセックスに至り、バイト最終日に電話をかけることにより、それぞれとのハッピーエンドが鑑賞できます。
ヒロインは主人公を慕う後輩、気さくな同級生、従姉の担任教師、セクシーな先輩バイト、厳格なマネージャー、訳ありの客など8人。

 

 

同時攻略は難しく、難易度はやや高め。
従来の恋愛物に付き物だった主人公の軽薄さ、スケベさ、遊び人的な雰囲気が薄まっていて、健全でお洒落な生活が好印象☆彡