アイドル麻雀ファイナルロマンス2

 

ジャンル:麻雀
発売日:1995年8月13日
価格:7,800円
アイドル麻雀 ファイナルロマンス2」はセガサターン初期に発売された脱衣麻雀ソフトです。
セガサターン3本目のX指定ソフトでした(脱衣麻雀としてはスーパーリアル麻雀に続く2本目)。

 

 

前作『アイドル麻雀ファイナルロマンス』も存在していのですが、そちらはシリーズで唯一グラフィックが実写風で、『アイドル』の文字通り実写風のグラフィックで描かれた当時のアイドルのそっくりさん達が脱衣していました。

続編である本作からは大人の事情でアニメ風のグラフィックに変更されました。

 

 

元々はアーケードで稼働していた「対戦アイドル麻雀 ファイナルロマンス2」からの移植版になり、1995年春に稼働開始したアーケードからのスピード移植で夏に発売されました。
キャラクターデザインはGENSHO(すぎやま現象)氏による(一部のキャラはよろず壱氏)。

 

システム

麻雀は2人打ちでアイテムが使用できるイカサマ麻雀です。
プレイヤーがアガれば対戦相手となるキャラの脱衣シーンが見れ、三回アガって(三種類ある脱衣シーンを全て見れば)勝利。
逆にこちらの点が0以下(ハコテン)になって負けても、他の脱衣麻雀作品と同じくコンティニューして同じキャラから再挑戦できるが、服は全て着ている状態からのスタートに。
アイテムは全8種類あり、対局前に獲得スコアを元に得られたお金でアイテムを買うことができます。
対戦相手は全部で9人います。
3人目と6人目の後はハイ&ローのボーナスゲームがあり、勝てばお金が少しもらえます(全問正解で5000G)。

 

クリアするとアルバムモードとオプション内に VOICE TEST が追加されて、グラフィックとボイスを好きなだけ鑑賞できます。

 

ファイナルロマンスR

 

1995年の『ビデオシステム』によって製作され、当時のゲームセンターや家庭用でリリースされた2人打ち麻雀ゲームです。
脱衣麻雀ゲーム『ファイナルロマンス』シリーズの3作目。

 

 

本作からはクリアまでに対局するキャラクターは5人となっています。
脱衣シーンも前作のような『静止画のスクロール』から『スーパーリアル麻雀シリーズのようにアニメーションするようになった』という大きな変化が加えられました。
ルールや通信対戦等については前作と仕様が同じ

慟哭 そして…

廃屋に閉じ込められた主人公とヒロイン達が、謎の猟奇殺人犯の手をかわしつつ謎の館を探索して、手に入れたアイテムを駆使して脱出を目指す、アドベンチャー形式で進行するゲーム。
キャラクターデザインは、横田守氏。
トラップアドベンチャーというジャンルで、ヒロイン達が様々な死の危険があるトラップに襲われ、その謎を解いて助けていくという流れです。トラップ解除に失敗すると・・・バラバラにされたヒロインを見ることに。

18歳以上推奨指定がされていますが、これは性的表現が問題とされたのではなく、ヒロインが惨殺された状況を主人公が細かく描写するなど、サスペンスホラーの要素が強かったためです。

 

 

セガサターンには多くのギャルゲーが存在しましたが、そのほとんどがPC版の移植ゲームで、『慟哭 そして…』は数少ないセガサターンオリジナルゲームです。
特徴としてはアドベンチャー形式で進行する脱出ゲームで、ギャルゲーと脱出ゲームを上手く融合させた良作ですけど、まず初見のプレイではヒロインを全員救うことは出来ないほど難易度が高いです。
登場ヒロインの数だけエンディングがあるので、シナリオ攻略を目的にするだけでも長く遊ぶことができます。
脱出ホラーゲームならではの演出やイベントが張り巡らされているので、ホラーサスペンス好きや、スリルを味わいたい方には特におすすめのゲームです。
逆にグロ耐性がない人にはキビしいかも・・・。

ときめき麻雀グラフィティ 年下の天使たち

ソネットより1996年5月3日にセガサターン用ソフトとして発売された麻雀ゲーム。
ときめき麻雀パラダイス」の続編。
麻雀に勝利すると女の子たちが脱衣していきます。

 

 

他の脱衣麻雀ゲームではアーケードからの移植が多い中、セガサターン完全オリジナルとして製作された作品です。
自宅にて妹の部屋を覗くと、遊びに来ていた妹の友人少女3人と遭遇した主人公。妹は別の用事で外出してしまったらしいので、帰ってくるまでの時間つぶしに彼女達と麻雀で遊ぶことに。
前作は相手をハコテンにしないと脱がせられなかったというゲームシステムの評判があまりよろしくなかったため、今作では1回和了るごとに脱いでいくという、普通の脱衣麻雀のシステムに変更されています。
ただし、前作のハコテンルールもフリー対戦では残っています。
登場キャラクターが5人から3人に減ってしまったのですが、その代わりにフリー対戦では2画面スクロールのど迫力CGなど、別口の脱衣シーンが拝めたりします。

 

裏技

「おもいで」モード出現コマンド
タイトル画面で、上、上、下、下、右、左、右、左、A、B、Cの順にボタンを押す。
ソネット」という音声が聞こえたら成功で、オプションのメニューに「おもいで」が追加されます。
このモードでは、すべてのキャラクターのビジュアルを自由に見ることができます。

 

ビジュアルセレクトのオマケ
ビジュアルセレクトの裏技で「おもいで」の項目を出したら、その項目にカーソルを合わせて、X、Y、Zボタンを押しながら決定し、X、Y、Zボタンを押したままにしておく。
すると、背景に女の子のグラフィックが登場。
また、押すボタンを、X、Y、Z、L、Rに変えると、別のおまけグラフィックを見ることができるように。

野々村病院の人々

1994年6月30日にエルフの姉妹ブランドのシルキーズより発売されたアダルトゲーム。
本作はエルフやシルキーズでは初めて成人指定のまま家庭用ゲーム機に移植されました。
ミステリ系のアダルトゲームとして非常に良く出来た作品です。

 


※画像はPC98版

 

基本は場面場面で選択肢を選ぶ一般的なADVとなります。
ただ、本作は選択した行動により結末がツリー状に枝分かれしていくのではなく、結末は複数のフラグで管理されており、それぞれのフラグを立てる機会は複数回用意されているシステム。
どの結末を迎えるために、いつ・どのフラグを成立させるかという組み立てがプレイヤーの仕事に。

バッドエンディングを迎えた際は、その原因と回避方法をそれとなく教えてくれる仕様になっています。

 


※画像はPC98版

 

ミステリを主軸としたゲームではあるのですが、あくまで読み物としての作りであり、プレイヤーが推理する必要があるようなシーンはありません。

ストーリーに重点を置いているからなのか・・・登場人物が少ないからなのか、とにかくアダルトゲームの醍醐味であるHシーンの数は非常に少ないです。

サターン版は、全裸のシーンでも着衣あり・・・とX指定での発売ですが、アダルトシーンはカットされています。
しかしながら、サターン版の売上本数は特に大きく、40万本を超える売上は2021年においてもアダルトゲーム界史上トップレベルとされています。
人気の高さもあり、現行の環境に合わせた移植が度々行われている名作。

ホーンテッドカジノ

セガサターン最後の18禁ソフトとして発売されました。
洋館に住む魔女達とギャンブルで勝負するという内容。
ディスクは3枚組。
カジノは3階建てで、ディスク1枚に付き1階分の内容が収められています。
特定の場所に入るとディーラーとの勝負・アイテム発見・トラップといったイベントが起こる発生。
各ギャンブルで使われるコイン「ソウル」は主人公の命(HP)でもあり、0になった途端ゲームオーバーに。

 

 

1階の対戦相手は3人で、それぞれヘルオアヘブン・ブラックジャック・ルーレットで勝負します。
2階の相手はヘルオアヘブン・ブラックジャック・ポーカーの3人。
3階の相手はラスボス1人だが、ポーカー・ヘルオアヘブン・ブラックジャックの3種類から勝負でき、どのゲームでも倒せばクリアとなります。
勝つと敵は「服→下着→全裸」と3段階までグラフィックが変化していき、倒すとカードに封印されるというシステム。
そのカードを1階の映写室に持っていけば、ご褒美グラフィックが見られるのですが、コインを払う必要があります。

1度3階に登ってしまうと、他の階には戻れなくなり。・・・エンディングを目指すしかなくなります。

入手できるコイン数は有限で、稼ぎ場所は存在しません。
周回プレイもできないので引き継ぎも不可能。

 

声優は豪華でベテラン揃いなので、演技も申し分ないです。
ご褒美グラフィックの静止画は、女キャラの大きな1枚絵が画面に表示され、顔・胸・尻(または股間)をそれぞれクリックするとその部分がアップに。
また、そのうち2箇所は更にクリックするとボイスかアクションの仕掛けがあります。

 

 

とにかくロードが酷く、そして説明不足で何をどうしていいのかわからない仕様です。
それらを潜り抜けて勝負に勝っても、ご褒美グラフィックは視聴回数が決まっている&見放題になるとセーブできなくなるという欠点が・・・。

ラスボスを瀕死にしたデータをパワーメモリーにコピーするなどの対策が必須。
とはいえ「ラスボスを倒してから見放題になる」までは異常に長いロード時間とムービーが流れる為、数分は放置する必要があるので実用的ではないかも…。